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東京支部NGC報告
東芝ライテック技術本部見学
?次世代の調光卓について考える勉強会?


近年になって目覚ましい進歩を遂げてきた調光卓ですが、そのキーワードのひとつに「ネットワーク化」があります。調光卓と言えば照明を制御する絶対的なものであり、現場の中心に完成された物としてドーンと構えているイメージがあります。ところがLANというネットワーク技術が世界的に恐るべきスピードで浸透して、調光卓もその技術の恩恵を受けて大きくその形を変えつつあります。

以前にも協会誌でフジテレビの湾岸スタジオのご紹介がありましたが(2007年10月号・11月号)、そこでも松下電工(現・パナソニック電工)によるネットワーク型調光システムが使用されており、ほかにも現在では劇場を中心に調光システムのネットワーク化が各地で広がっています。

今回は6月9日に、N.G.C.企画として横須賀にある東芝ライテック本社内、技術本部の一室をお借りして新国立劇場に納入された調光卓を中心に、調光卓のネットワーク化をテーマにした勉強会&見学会を開催しました。

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当日は限られたスペース内に募集定員の30名近い方々にご参加を頂き、
展示品に対して熱心に質問されている様子が見受けられました。

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写真は新国立劇場 小劇場に納入されたものと同型のLicstar-4 Type Sです。
モジュールごとに分割されているので、オペレート方法に合ったベストなポジション
に配置できることはもちろん、操作場所も調光室に限ることなく、ホール内に施工
された光回線により、必要なモジュールを必要な場所へ移動することが可能。
モジュール単体は1人で運べるようにというコンセプトの基、軽量に設計されており、
電源とLANケーブルのみの接続で簡単に他のモジュールと連携できます。

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調光卓から出たArtNetの信号をDMXへ変換するなどのネットワークデバイスである
Luminex社のSRSシステム
解説は株式会社 マイルランテック 宇佐美氏 にお願いしました。





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