1 「著作権法」こと始め
本連載「梅ちゃん先生の法律相談」も50 回を超え、今回が51回目の掲載となります。途中、コロナ禍の拡大により協会誌自体の発行が停止されるという全く予想外の事態も発生しましたが、2017年 1月号の第 1回連載の開始から、早いもので 7年の月日が経過しました。
本連載では、これまで、個人情報保護法、相続法、弁護士業界の裏話(?)など、さまざまな法律問題についての解説記事を掲載してきましたが、大半は、皆様の関心が高い労働法関係のテーマを取り上げてきました。 本連載も50 回の節目を迎え、そろそろ書くべきテーマがなくなってきたな…と正直感じておりますが、再び労働法関係の他のテーマ(長時間労働対策、ハラスメント対策、労働災害対策、その他労働法でも書くべきテーマはまだまだあると言えばありますが…)を取り上げるのも芸がありませんので、今回から、いままで手を付けていなかった「著作権法」の解説記事を掲載したいと思います。といいつつ、私は、著作権法や知的財産法分野の実務上の経験は、労働法または公益法人等の法務の分野と比べるとそれほどではなく、少々心許ない面もあるかと思いますが、私自身の勉強も含めて、しばらくお付き合いいただければ幸いです。