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日本照明家協会ロゴ

Japan Association of Lighting Engineers & Designers

会長挨拶

開かれた協会を目指して

会員、賛助会員の各社の皆さまにおかれましては、日頃より多大なるご協力ご支援をいただいておりますこと感謝いたします。

さて、2025年は協会の新たな取り組みとして昨年立ち上げた改革をひとつひとつ実行に移す年と位置付けています。以下進捗状況を列挙させていただきます。

1.若い世代や女性会員の幅広い意見を協会運営に反映させるため理事を増員する件に関して定款を改定する準備を進めています。
この改定には令和7年4月施行の公益法人に関する法律の改正(理事の中に法律で定める外部理事及び外部監事を1名以上とする)に伴う内容も含まれます。
これも協会がより社会に開かれた視点をもつためのものです。
令和7年度の定時総会にこの議題を掛ける予定です。定款の改定は正会員の3分の2以上の賛成が必要になりますので、皆さまの議題に対する理解とご協力をお願いいたします。

2.広報に関しては、昨年2月に協会ウェブサイト全体の大規模リニューアルを行いました。
皆さまの利便性は言うまでもなく一般の方が来訪した際の印象も意識したデザインになっております。協会の活動や事業の内容がわかりやすく親しみやすいサイトを目指して、より一層の改善を加えてまいります。
また、協会員が気楽に持っている知識を交換する場として協会員コミュニティの設置を進めています。会社の垣根を超えての情報交換ができることを期待しています。

3.照明家手帳2025に関しては、今までどおりの紙媒体版に加えて新たに電子書籍版を発刊しました。
電子書籍版は協会ホームページからダウンロードして携帯端末でお使いになれます。

4.若い方々にも積極的に協会活動に参加していただきたいと考えています。
そのために、まずは、気軽に参加できる新年会や暑気払い等があってもよいのではないでしょうか。
そのような会を通した各分野の垣根を超えた交流によって相互理解を深め、お互いに学びあい影響しあうことで、個人だけではなく協会全体のスキルアップになると考えます。そうしたことから協会の活動や運営にも興味をもってもらうことで、協会の裾野を拡げ活発な活動に繋げていければよいと思っております。

5.技能認定制度に関しては昨今の急速な時代の変化、特にエンターテインメント業界の多様化への対応で照明だけでなく舞台、音響、制作、その他関連するセクションや団体等広く横の繋がりを含めて、作業の安全性や効率化対策等で統一した資格認定の必要性が求められるようになってきています。
これまでの協会独自の規定のよいところを維持しつつ、 次代に継承できる技能認定制度になるよう引き続き取り組んで参ります。

6.最後に協会賞に関してです。
日本照明家協会賞舞台部門においてはコンサート系作品の推薦、応募が極端に少ないことで受賞作品が希少になっています。この状況に対して外部推薦委員としてコンサートプロモーターズ協会の役員のうち10名の方に推薦委員をお願いすることとなりました。
これを機にコンサート作品の推薦を増やしていく所存です。
審査方法も演劇、舞踊、音楽、コンサートの4部門を柱とし、それぞれから優秀作品を選出してより優れた作品を大賞とし、照明家の士気を高め技術向上に繋がるよう、協会賞の更なる活性化を図ってまいります。

協会の改革は総じて、社会に対してより開かれた照明家の位置を明確にし、照明家としてのモチベーションを支え、私たち照明従事者が文化、芸術、エンターテインメントの更なる発展に貢献できるよう、魅力にあふれ、若者たちが希望をもって創造の現場に携われるような環境を作っていけることを願ってのものです。
協会の改革を是非ご支持いただき、皆さまの更なるご協力を切に願います。

林 光政 会長
林 光政 会長

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