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ネットワークの基礎


プロトコル

ネットワーク上では通信手段の通信規約で、それぞれのプロトコルではルール付けされており、使用する場合はそのルールに従ってデータのやり取りを行なう。
簡単に言えば日本人同士の会話では「標準語で話す」と言うルール、電話は音声を電気に変換して相手先で再び音に変換して出力するルール、ネットワークでは物理的・アプリケーション間などのデータのやり取りはそれぞれのルールがあり、これらのルールをプロトコルと呼びます。

LAN

LAN:Loacal Area Networkの略
筆画的狭い範囲のネットワークで通常はLANケーブル(イーサネットケーブル)で構成されているWirelessで構成されている場合もある。外部ネットワーク(WAN)とは専用の接続デバイス(ルーター等)で接続されます。

IP

IP:Internet Protocol
インターネット上でコンピュータ同士が通信を行なう通信規約。
パケット(データを一定単位に分割)を用いて送受信を行なう方法。

IPアドレス

IPアドレス:Internet Protocol Address
TCP/IPインターネットに接続する規約で用いられる識別番号。
通常は3桁の数字を「.(ドット)」で区切って表します。{例「192.168.1.1」等}
LAN内のIPアドレスはプライベートアドレスと呼ばれ、同一LAN内では同じIPアドレスは存在してはならないルールがあります。

サブネットマスク

LAN内のIPをいくつかの個別ネットワークに分割する場合に用いられ、IPアドレスと組み合わせて使われます。

DHCP

DHCP:Dynamic Host Configuration Protocol
LANに接続されているパソコン等にIPアドレスを割り当てるプロトコル。
ルーターやDHCPサーバーがLANに接続されている複数のパソコンにIPアドレスを割り当てる事で、パソコン側のIP設定が不要となる。
通常、パソコン側は自動的にIPを決めてもらう設定になっています。

ブロードキャスト

LAN内にパケットデータを一斉送信する方法。
受信側はラジオを聴くように、データを受け取ることができるが、そのデータを必要としないデバイスもデータを受け取った後で破棄しなければならず、且つネットワーク上にデータが大量に流れてしまい、ネットワークを圧迫する欠点があります。

ユニキャスト

特定のIPアドレス宛てにパケットデータを送信する方法。
ネットワークの負担は少ないが、送信側で送信先IPアドレスを設定するなどの煩わしさが伴い、また、複数の受信側に対して複数回パケットデータを送る必要があり、送信側に負担が掛かります。

マルチキャスト

マルチキャスト用の特定IPアドレス宛てにパケットデータを送る方法。
ブロードキャストは不特定多数に一斉送信するのに対し、マルチキャストは特定多数に一斉送信という違いがあります。

CAT5e CAT6

イーサネットケーブル、CAT5eもCAT6も最大伝送速度1,000Mbps、最大伝送距離 100mだが、通信帯域が100MHz(CAT5e)、250MHz(CAT6)で分かれている。
ギガビット・イーサネットのうち、1,000BASE-TX規格ではCAT6しか使用できない。

Art-net

Artistic license社が提唱したプロトコル。DMXをイーサネット上で送る技術。
使用の際はクレジットを入れる事で無償で使用でき、使用する機器にOEMコードの申請が必要であるが、無償で使用できる事から利点があり、一般によく使われているプロトコル。
ブロードキャストまたは、ユニキャストを使うルールがある。
IPアドレスは2.xxx.xxx.xxx(ネットワークスイッチONの機器は10.xxx.xxx.xxx)a サブネット255.0.0.0のクラスAネットワークグループとして使用される。

sACN

sACN:Streaming ACN(ANSI E1.31)
ESTA(Entertainment Service and Technology Association)が提唱したプロトコルで、動画配信等で使われている技術を用いてデータの配信を行なうため、ネットワークに負担の掛からないプロトコルとなっている。
Art-netでは、最初のユニバースを0としているが、sACNは0がなく1から始まる。
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