ニューヨークエッセイ
東日本大震災はニューヨークでも非常に大きなニュースでした。日本時間の3月11日午後2時46分はニューヨークの同日午前0時46分でした。「日本で大きな地震があったようだけど、有紀の家族は無事か?」というアメリカ人の友達からのメールにより、地震発生の2時間後に震災を知りました。それから1週間、ニューヨークタイムズの1面は、毎日、日本の地震と津波による被害の状況を伝え、私は会う人ほぼ全員から、「震源地の東北とはどこか、東京と東北はどのくらい離れているのか、また有紀の家族は震源からどのくらい離れているのか?」 と、尋ねられました。こんなにもたくさん日本について質問を受けたことは、未だかつてありません。地震発生からlヶ月が過ぎた今も、“Pray for Japan”をキーワードに、ニューヨーカー達によるチャリテイーイベントが数多く開催されています。