ニューヨークエッセイ
サンディエゴ郊外にある大型のショッピングセンターで、見ず知らずの白人女性が私に対して「イエロー」と叫んだのは、もう既に5年以上前のことです。その瞬間私は自分がマイノリティであるということを自覚したと同時に“人種のるつぼ” と言われるアメリカの現実を理解しました。この国では異文化が混じり合っているわけではなく、人々は人種によって住み分けがされたそれぞれの土地に人種同士固まって生きています。
全文を読む(pdf)