ニューヨークエッセイ
図面は、デザイン制作における伝達手段の1つです。The New York Foundation for the Artsが提供するウェブサイトThe Lighting Archiveで見ることのできる最も初期の照明図面は、TheMercury Theatre主催『Julius Caesar』のために画かれた、照明デザイナーJean Rosenthal氏の青図です。1937年10月9日付けのその青図は平面図と立面図によって構成され、平面図の丸印が照明器材の吊り位置を象徴し、立面図の寸法が吊り位置の建端を指示します。このように少なくとも約80年間、デザイナーは3次元の発想を2次元に置き換えて、平面図、立面図、そして断面図により構想を他者に伝えてきました。