ニューヨークエッセイ
アメリカに来てからあっという間に七年半が経ちました。アメリカでの時間と経験を得ている間に、私は日本でのそれを失っていることになります。それでも私はいつまでも日本人としての人格を失うことはなく、むしろ日本にいるときよりも日本という国と私という個人の関係を考えているように思います。昨夜も日本の夢を見ました。ニューヨークのアパートで日本の夢から目覚めるとき、ニューヨークの現実こそが夢のようです。
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