ニューヨークエッセイ
シーニック・アート・スタジオ・ニューヨーク(SAS)にて今年7月、「金井大道具・シーニック・アート・スタジオ・ワークショップ」が開催されました。金井大道具社長の金井勇一郎氏が主催し、ニューヨーク在住の舞台美術家、幹子・鈴木・マックアダムス氏が企画するこの研修は、今回で3度目となります。インストラクターであるSAS所属ジェーン・スノー氏の中身の濃い指導のみならず、イリナ・ポルトニャーギニア氏をはじめ、ブロードウェイ劇場の舞台に上がるほぼすべての背景画を描く背景師の話を伺うことのできる希少価値の高い有意義な2週間です。今回の参加者は金井大道具所属の岡田透氏と笹森久美子氏、俳優座劇場所属の牧純子氏、そしてつむら工芸所属の大倉康司氏の4名でした。