プログラムを効率的にすすめるには、グループを使いましょう。
スクリーンをクリアして空のセルを押しましょう。
再び、「Create a Window」ポップアップが現れます。
今度は、GROUPSボタンを押して下さい。2列目の上から4番目にあります。
すると、空のグループボタンが表示されます。新規のビューとして登録しておきましょう。
仕込図に目を戻します。
チャンネルの奇数番号には暖色系の色を、偶数番号には寒色系の色を入れています。これらの色でグループを作成していきましょう。
1つ目は、前明かりの寒色系です。
1 + 3 ENTER を押します。
チャンネルの 1と3が選ばれました。
そしてSTORE を押し、引き続き入力可能なgroupボタンを押します。
groupは一切の値を保有できないので、それを割り当てる必要がありません。
他のことを行う前に、キーボードで SR Box Cold と書き込みましょう。
万が一、書き込む前に何かしら(ボタン、スクリーン、何でも)を触ってしまったら、名称をつける正式の手順があります。その機能を「Label」と呼び、”ASSIGN”を2度押してアクセスします。そうしたら、再び最初のgroupボタンを押します。すると、名前を変更するオプションになるので、消去ないし書き込みをします。よければ、OKを押して下さい。
「Channel Window」を見ましょう。1番と3番が、まだ選択状態にある黄色になっています。その2つのチャンネルはもうストアしたので、CLEAR を1度押して選択を解除します。
グループ作成について必要なことはこれで全てです。
例題として、これから全部で12個のグループを作ってみましょう。
グループを作るのに必要な情報を下の表にまとめました。
Group no.: | Channels: | Name: |
---|---|---|
1 | 1+3 | SR Box Cold |
2 | 13+15 | SL Box Cold |
3 | 5+7+9+11 | FOH Cold |
4 | 17+19+21+23 | LX 1 Cold |
5 | 25+27+29+31 | LX 2 Cold |
6 | 33+35+37+39 | LX 3 Cold |
7 | 2+4 | SR Box Warm |
8 | 14+16 | SL Box Warm |
9 | 6+8+10+12 | FOH Warm |
10 | 18+20+22+24 | LX 1 Warm |
11 | 26+28+30+32 | LX 2 Warm |
12 | 34+36+38+40 | LX 3 Warm |
グループ1はもう作成しましたが、残りは簡単な練習です。
正しく作成できたら、groupウィンドウは下図のようになっているはずです。
グループでチャンネルのすべてが選ばれていると、グループの背景色がうすいグレーになることがわかります。もしならなかったら、ひとつ、ないしいくつかのグループを押して確認してみて下さい。
確認が終わったら、CLEAR を押し、プログラマを空にして下さい。
一つのグループに、一つのチャンネル(もしくはフィクスチャー)しか入っていないと、ボタンの見え方が変わってきます。
チャンネル 1のみを含んだグループを作り、グループ 13として記憶してみましょう。
いくつかの事柄が起きています。まず第一として、そのグループには「Dim 1」という名前が自動的に割り当てられています。これはチャンネルの名前です(他のグループに自動で付けられた名前は「Group 1」「Group 2」などでした)。
そして、そのボタンの背景色は、うすいブルーになっています(選択時は濃いブルー)。
ボタンの左上には「C1」とあります。これは、そのグループがチャンネル 1であることを示しています(フィクスチャー 1にした場合の表示は「F1」)。
そのグループを選ぶと、大きな黄色い「1」が現れます。
これは今、「一個のチャンネルないしフィクスチャーを選択している」ということを表示しています。この数字は他のグループを選んでも変わりません。グループの中の一個のチャンネル(あるいはフィクスチャー)を選択した状態にあることを目立たせています。
Group 13は要りませんので(説明するためだけのものでした)消去しましょう。
DELETE を押した後、そのグループボタンを押します。
そして、プログラマをクリアして下さい。( CLEAR 長押し。)
次回は、いよいよキューの作成について学びます。