ニューヨークエッセイ
1日が48時間あったらもう少し楽なのに、と考えてしまう忙しさが今年はしばらく続いています。仕事も知り合いも縁故もゼロからアメリカでの生活を始めたので、それから考えると忙しいことこそが生きてる証のように感じます。与えられる時間が倍になったら、受けることのできる(やりたい)仕事量も倍になるだろうから、時間が足りないという状況は何があってもあまり変わらないのでしょう。この記事はニューヨーク・ファッションウィーク春夏コレクション2017の終盤、コーチの現場で書いています。8月15日に図面製作を始め、9月4日に仕込みが開始し、今日9月13日が本番です。アソシエイト照明デザイナーとして照明家のジャン・クルーザさんのお手伝いをさせていただいて今回で4シーズン目となり、ラルフローレンやトミーヒルフィガーと並び、コーチに関わらせていただいて今年で4回目となりました。