ニューヨークエッセイ
2017年3月28日にベルギーのアントワープを皮切りに開始した、ブルーノ・マーズ『24Kマジック・ツアー』がニューヨークへやって来ました。マディソン・スクエア・ガーデンを含む、マンハッタンとその周辺の計3つのコンサート会場をすべて満員にしたコンサートは、スタジアムの大きさを生かしたダイナミックな押しの演出と、彼のホームパーティに招かれているようなアットホームな引き感が観客を高揚させます。「ブルーノとはすでに何度も一緒に公演を一緒に作ってきたけど、コラボレーションの機会をいただけることを毎回嬉しく思う」と、『24Kマジック・ツアー』の照明デザイナー、コーリー・フィッツジェラルド氏は話します。「観客になにを伝えたいか、音楽をどのように視覚化するか、ブルーノは作品に対するクリアなビジョンをもっている」と続けるフィッツジェラルド氏は、「衣裳から照明、振り付けに至るまで、ブルーノ自身が細かなディティールまでプロデュースに関わったからこそ生まれる演出」と語ります。