第30回 知っておくべき相続の法律基礎6

１　遺言とは？

今回は、遺言についてお話したいと思います。

遺言（ゆいごん。もっとも、法律家は「ゆいごん」といわずに「いごん」と呼ぶことが多いです。）とは、一般的には、広く、亡くなった方が自らの死後のために遺した言葉や文章のことを指すものとして使われます。「遺書」というのは、この意味で用いられることが多く、たとえば不審な死体が発見された場合にその者が書いた遺書が発見された場合は、自殺と判断されることが多いという意味では、自殺か他殺か事故死かを判断する証拠としての意味合いもあります。

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