去る11月9日、三穂電機株式会社テクニカルセンターにて第7回電源・発電機セミナーが開催されました。
コロナの影響もあり、開催されるのは3年ぶりなんだそう。当日は20名以上の方が参加しました。
午前中は電気に関する基礎について座学で教わります。電流と電圧、直流と交流の違い、三相交流など、実際に使用していてわかっていたつもりでも、改めて学ぶと、わかっているようでわかっていないことに気付かされます。
お昼はコンビニが遠いため、お弁当が用意されていました。種類は肉と魚の3種類。お菓子や味噌汁も用意されていて、至れり尽くせりです。
おいしいお弁当を食べて、午後は引き続き座学のあと、休憩を挟んでお待ちかねの実地講習です。
人数が多いため、2班に分かれての実習です。
3階では現場作業の安全管理について学びます。
テスターの種類と使い方、ボルトの締め方がゆるい状態で電源を入れるとどうなるか、漏電を意図的に起こして漏電遮断器の動作を見るなど、実際に現場で起こりうるトラブルや事故を再現しながら学んでいきます。
テスターにもいろいろと種類があります。
ボルトがゆるい状態で電気を流すと、締まっていないボルトの部分から火花が散るため、大変危険です。
ホールや劇場にある設備イベント盤を再現し、漏電が起きた場合にどう作動するかの実験です。
1階では配線や小型発電機の特性について学びます。
最近では重量の軽いアルミ合金の芯線が出ているようですが、カムロック内の銅部品との相性が悪いとのことでまだまだ現場に出回るのは先のようです。
発電機の扱い方について学んでいます。三穂電気さんの発電機にはC型コネクタが付いています。
バッテリーが使えないときは、スターターロープを引いて始動します。実際に引いてみると、かなり瞬発力と腕力が必要になるため、女性だと難しいかもしれません。
セミナーは18時前に終了。外はすっかり暗くなっていました。参加された皆様、お疲れさまでした。
以上、かんたんなレポートをお伝えいたしました。詳細は協会誌に掲載されますので、どうぞお楽しみに。
広報委員会 鈴木佑樹枝