協会賞授賞式及び授賞懇親パーティ
今年度も対象期間内に上演・放送された数々の作品が協会賞へ応募・推薦されております。舞台・テレビともに厳選なる審査を外部審査委員の方々にもお願いしている日本照明家協会 協会賞。選ばれた作品は、何れも作品のクオリティーを高めるために照明演出が大きく貢献されたことを評価されたものであります。
大賞受賞作品には文部科学大臣賞も授与され、優秀賞・努力賞・新人賞・技術賞・スタッフ賞の栄えある各賞に輝いた照明家の皆さんを心から祝福します。
テレビ部門受賞者
舞台部門受賞者
平成23年度 第31回公益社団法人日本照明家協会 協会賞。
舞台部門は各支部に選考された後、4月26日協会事務局がある東京・西新宿の芸能花伝舎において最終審査が行われました。
テレビ部門は、2月19日〜 3月22日に選考委員会、4月12日〜25日に審査委員による持ち回り審査を実施し、 舞台部門と同じく4月26日に舞台部門と別室にて最終審査が行われました。
舞台部門の審査は、衛 紀生、兼坂久美 子、寺村 敏、島 次郎の各氏。
テレビ部門の審査委員は、八木信忠、吉川 徹、秦 伸光、遠藤 環、高原 篤の各氏。
そして大賞には舞台部門が杉浦弘行氏、テレビ部門が近藤明人氏に決定。
授賞式は、中野サンプラザ14階クレセントルームにて16:00より開催されました。
司会より協会賞の趣旨説明に続いて沢田祐二会長から挨拶がありました。続いてご来賓の文化庁文化部芸術文化課長の舟橋 徹様が国会の都合により出席できず、代わって文化庁芸術文化調査官の諸貫洋次様が舟橋様に代わって挨拶を代読されました。
諸貫洋次様 諸貫洋次様から「本日、文部科学大臣賞を始め栄えある各賞を受賞された皆さまに心からお祝い申し上げます。日本照明家協会賞は、舞台やテレビという華やかな世界を支えておられる照明家の方々にスポットを当てる特色ある賞でございます。受賞される皆さまのこれまでのご努力に深く敬意を表すると共に、今後益々のご活躍を期待いたします。舞台やテレビ番組における照明演出はわずかな違いでその表情や趣を変化させるものであると伺っております。照明設備が高性能化・デジタル化いたしましても、それらを扱う照明家の方々の経験に裏打ちされた高度な知識や技術が不可欠であり、光と影が織りなす多彩な芸術表現の追及には皆さまの役割が大変重要なものであると存じます。今後とも多くの人々をひきつける魅力ある舞台作り、映像作りに邁進していただきますことをご期待申し上げます。舞台や映像における照明をはじめとした技術の普及、向上を図り優秀な人材を育成する事は、我が国文化芸術の振興にとってきわめて重要であります。文化庁におきましても文化芸術を創造し支える人材の育成に努めていくところでございますが、本日受賞された皆さま、お集まりの皆さまにおかれましては、今後とも優れた照明演出を通じ、我が国文化芸術の振興に引き続きご尽力賜りますようお願い申し上げます。終わりに、本日ご出席の皆さま方の健勝と公益社団法人日本照明家協会の今後ますますのご発展を祈念いたしましてお祝いの言葉とさせていただきます。本当におめでとうございます」とご挨拶をいただきました。
ご挨拶に続き、舞台部門新人賞(7名)の表彰から表彰式が始まり、寺田義雄副会長が賞状を授与。
続いてテレビ部門新人賞(7名)を飯酒盃真司副会長が賞状を授与。
舞台部門の特別賞は、 奨励賞(7名)、努力賞(2名)、選考委員特別賞(2名)、選考委員特別功労賞(1名) を川辺幸雄副会長が賞状を授与。
テレビ部門の特別賞は、奨励賞(6名)、努力賞(7名)、技術賞(2組)、選考委員特別賞(1名) を植松晃一理事が賞状を授与。
続いて舞台部門の優秀賞(4名)とテレビ部門の優秀賞(4名)に、沢田祐二会長が賞状とブロンズ像を授与。
そして舞台部門大賞受賞者の杉浦弘行氏には、文部科学大臣賞を文化庁芸術文化調査官 諸貫洋次様より授与され、引き続き大賞を沢田祐二会長から賞状の授与となり、ブロンズ像を昨年の大賞受賞者である小池俊光氏より手渡されました。
大賞受賞作品ダンスワーク ス『Romances sans paroles-無言歌-』の照明スタッフに沢田祐二会長よりスタッフ賞が贈られました。
杉浦弘行氏
続いて、テレビ部門大賞受賞者の近藤明人氏に文部科学大臣賞を文化庁芸術文化調査官 諸貫洋次様より授与され、大賞を沢田祐二会長から賞状の授与となり、ブロンズ像を前年度テレビ部門大賞受賞者である大前 英樹氏より手渡されました。
大賞作品『第 53 回 輝く! 日本レコード大賞』の照明スタッフに、スタッフ賞が沢田祐二会長より授与されました。
近藤明人氏
寺村 敏氏
秦 伸光氏
引き続き審査好評があり、舞台部門は審査委員でもある舞踊評論家の寺村 敏氏より、テレビ部門は、テレビ部門審査委員の秦 伸光委員が審査講評を行い、舞台部門・テレビ部門それぞれの記念写真を撮影し、第31回公益社団法人日本照明家協会 協会賞授賞式が終了となりました。
沢田祐二会長受賞懇親パーティは、会場を中野サンプラザ13階のコスモルームに場所を移し18:00より開催されました。始めに沢田祐二会長の挨拶となるところですが、挨拶の前に、本日の総会にて承認された新役員の紹介を沢田祐二会長が行いました。各支部の支部長・事務局長の紹介から理事、常務理事、専務理事、副会長、会長と、 新しい顔ぶれをご出席いただいている皆さまに紹介し、 その後、会長からは今年度の計画と共に、来年度の協会発足40周年の年となるので、既に40周年に向けた取り組みを
西尾榮男理事長スタートしている旨の話の挨拶で締めくくられました。
続いて、来賓の全国舞台テレビ照明事業協同組合 西尾榮男理事長より挨拶をいただきました。
由井カナコ様
続いて、ご来賓の公益社団法人日本バレエ協会理事 由井カナコ様よりご挨拶いただきました。
野坂公夫様
司会より今年度の大賞受賞者の紹介があり、舞台部門の大賞受賞者 杉浦弘行氏とスタッフ賞の皆さんがステージに登壇され、受賞作品ダンスワークス『Romances sans paroles -無言歌-』 を演出・振付をされた野坂公夫様から祝辞をいただきました。
その後杉浦弘行氏より喜びの挨拶をいただき、総ての関係者およびスタッフに労いと感謝の言葉で締められました。
木田将也様
続いてテレビ部門の大賞受賞者の近藤明人氏とスタッフ賞の皆さんが登壇され、『第53 回 輝く!日本レコード大賞』の総合演出を担当された木田将也様よりお祝いのお言葉を頂戴し、近藤明人氏より喜びの挨拶をいただきました。
高原 篤様
会場からそれぞれの受賞者のお2人に大きな拍手が送られお祝いムードが高まる中、来賓の特定非営利法人 テレビ日本美術家協会理事長 高原 篤様からご挨拶をいただき乾杯となりました。
溢れんばかりの出席者で協会賞受賞懇親パーティの スタートとなりました。今年も懇親会は多くの出席者が足を運んでくださり、受賞者を囲んでのお祝いムードが盛り上がりました。宴たけなわでしたが、中締めを公益社団法人日本照明家協会副会長 飯酒盃真司が行い、協会賞受賞懇親パーティの終了となりました。
今回の協会賞受賞者一覧はこちらからご覧下さい。