■LDI 2014
屋内スペースの総面積は、320万平方フィート(28.8万平方メートル)世界最大級のコンベンションセンターで行われたLDI2014。 受付では、事前にインターネットで入場登録をしておき、数日前に,メールで送られてきたIDのバーコード画面をスーパーのレジにあるようなバーコードリーダーでチェックして入場証が発行されます。 会場の案内図はスマートフォンのアプリをダウンロードしてインストールすると、各メーカーブースの場所や見どころを教えてくれます。 こういったシステムは最近、日本でも若者向けアリーナクラスのコンサートなどに採用されていますが、こちらでは、ペーパーレスでスマートフォンのみで、すべてを行うことが一般的になりつつあるようです。
広い会場のブースごとにステージが設置され、実際にオペレートを交えて機材のデモンストレーションが行われています。各メーカーとも最先端の演出技術を駆使して、使用方法に合せたLIVEを実際に行うということも、このLDIというトレードショーの醍醐味です。
日本よりも大規模な演出が多いアメリカでは、照明機材の発達と同時に、安全に配慮した舞台道具の開発も進んでおり、日本では見られない様々な器具が多数展示されていました。来場者自ら、フライング用のハーネスなどの機材を試している姿が見受けられました。
■「PRG」ラスベガス支社見学。
プロダクション・リソース・グループ(PRG)は、エンターテインメント業界およびイベント業界における最新テクノロジーを提供する、世界有数の総合的なサービスプロバイダーです。コンサート、テレビ・映画の制作現場、劇場、企業イベントや展示会、テーマパークのアトラクションに代表される常設設置や店舗ディスプレイ、舞台芸術のための様々な施設など、あらゆる分野において世界中にクライアントを持っています。 ニューヨークに本社を置くPRGは、北米、南米、ヨーロッパ、アジア、アフリカに40以上の拠点を持ち、エンターテインメントビジネスに必要な照明、音響、映像、舞台機構、大道具をはじめとする、各種機材を世界最大級の品揃えで保有し、提供しています。
ケーブルなどのレンタル機材は貸し出しから戻ってくると、工場のベルトコンベヤーのような専用クリーニングシステムに通され、その後、不具合がないかチェックされます。
品目ごとに写真入りの整理BOXにキチンと収納され次の貸し出しに備えます。
■シルクドソレイユ「KA」バックステージツアー
ラスベガスではほとんどのホテルが劇場を併設しており、日本でもすっかり御馴染みとなった世界的なサーカス集団シルク・ドゥ・ソレイユのショーが人気を集めています。 その中でも、アジアをテーマにした作品がこちらの「KA」 ラスベガスで公演されているシルク・ドゥ・ソレイユのショーでは唯一、ストーリー仕立てになっています。
約220億円をかけて作られた舞台装置の裏側を見てきました。写真を掲載できないのが残念です。
■交流会
国際委員会の勝柴 委員長、林 副委員長を交えてツアー参加者の交流会が行われました。
これらの内容の一部はUSTREAMで配信され、現在、録画をご覧になれます。