grandMAには、チャンネルを点灯させる方法がたくさんあります。
基本になるのは、以下のコマンドです。
1 AT 1 0 0 ENTER
チャンネル 1が100%で点灯しました(卓上では100%ではなく”FF”と表示)。他に何が起こったのか見ていきましょう。
1の番号が黄色になり、値の背景が赤くなりました。今、値(今回の場合はDimmer)の数字の色は白です。黄色になっているのは、現在セレクトされていて、値を変えられることを意味しています。
AT 5 0 ENTER
と打って下さい。既にセレクトされていたため、チャンネルをセレクトし直す必要はなく、50%になりました。
さて、CLEAR を1度だけ押してみましょう。チャンネルのセレクトがはずれて、Dimmerの値の変更もできなくなります。
赤い背景色は、”STORE”を押した時に保存される値を表示しています(今はストアしないで下さい)。代わりにもう一度、2回目のCLEAR を押します。白で値が表示されるのみになりました。これは、まだ一時的な仮のメモリー(「Programmer」プログラマーと呼びます)であることを意味します。まだストアしないで下さい。
もう一度、3回目のCLEAR を押します。チャンネル1の値は払われ、プログラマーからは何もなくなります。
なお、 ”CLEAR”長押し(約1秒)でも ”CLEAR”を3回押すのと同じことになります。
チャンネルを100%にする方法は他にもあります。例えば、
1 AT AT 。
これは、チャンネルを(事前に決めてある)値にするショートカットです。デフォルトの値が100%になっています。(変更可能)
続いて消すときのショートカットですが、2回 .(ドット) を押します。
これで、チャンネル1は0%になります。もちろん”AT 0 ENTER”と入力しても同じことが出来ます。
このようにプログラマーに値があり、これらは必要に応じて記憶されていきます。CLEAR を長押ししてプログラマーをクリアして下さい。
もしいくつかのチャンネルがプログラマーにあり、ある任意のチャンネルを「release(リリース)」したいときには、”OFF”ボタンを”CHANNEL”ボタンと組み合わせて使います。まず、今までのやり方を思い出してチャンネル1を100%に点灯してみて下さい。
そして、OFF CHANNEL 1 ENTER と押します。
これでチャンネル1のみがクリアされました。
ここで紹介する最後の方法は、”LEVEL”ウィールです。これを使えば、簡単にすばやく値を変えられます。自分の反対側に回せば、選択されたチャンネルの値はアップします。手前側に回すと、ダウンします。
一度にいくつかのチャンネルを点灯したい場合は、”+” や ”THRU”を使います。これらは、読んで字の如し。チャンネル 1〜10と20を、20%で点灯させるには、どうすればいいでしょう。
1 THRU 1 0 + 2 0 AT 2 0 ENTER です。
チャンネルをはずしたい場合は、”−”(マイナス)を使用します。
例えばチャンネル 5を除く1〜10と20を全て消灯させたい場合、一番早い方法は、
1 THRU 1 0 + 2 0 − 5 . . です。
以上が、チャンネルに値を割り当てる方法のほんのさわりでした。今プログラマーにあるものをクリアして、このセクションを終わりとしましょう。
次回はグループについて学習します。