イギリスでのほとんどの演劇照明デザインのお仕事は、契約書を交わして行われます。大体の場合は、お仕事の話をふられる時点で、報酬と照明の予算額を知らされますが、すべてのプロダクションがそうであるとは限りません。先に台本をデザイナー(照明家)に読んでもらい、その感想とアイデアをカジュアルな面接で話し合ってから、デザイナーを決めるというときも稀にあります。大きなスケールの公演ですと、演出家や劇場専属の照明家 (レジデントデザイナー ) が手がけることが多いですが、小中スケールのプロダクションですと、面接や電話での話し合いで決められることがあります。毎回違うデザイナーとお仕事をしたいという演出家さんの場合もそうです。